20年前
ある休日の土曜日
朝7時に私のケイタイに電話が!
ワニオ、大変だ!
クレームだ!
すぐ来てくれ!
当時の副工場長です。
そうです、昔懐かしの工場シリーズ、今回は、クレーム処理です。
クレームとは、お客さんの注文した寸法と品物が違うとか、枚数が違うとかなんですが、
大体が次の自社トラックか、配達の時に返品交換をするんですけども、
とにかく急ぎで現場に持って来いと言うお客さんもいます。
私たちの間違いなんで仕方ありませんし、現場の方々に迷惑をかけるわけにもいきません。
今の対応は、2人組で現場に行きますが、会社のトラックを使いお昼ご飯などは自腹です。
今では当たり前なんですけど、昔は違いました。
そんな話です
急いで出勤
連絡を受けた私は、直ぐに工場へ向かいます。
オートバイです、こういう時こそ慎重に!ゆっくり向かいます、でも頭の中では、
爆風スランプの「RUNNER」が流れてる、私は何だかんだ言っても頼まれると燃えちゃうんですよね。
メットの中で「走る~走る~俺た~ち~」なんて!
どうにか会社に到着。
すぐさま担当の営業が待ってます
私の1つ下で入社も1年違いです、営業は入社して1か月後に工場研修を2週間ほどしますが、
その時に、おニャン子クラブの話で意気投合した仲です。
ちなみに、その意気投合とは、
会員番号8番国生さゆりが好きということ。
『バレンタイン キッス』のレコードを持ってるということ。
(当時はCD)
おニャン子クラブ豆知識
1985年(昭和60年)4月1日よりフジテレビで『夕やけニャンニャン』が放送開始、そこから2週間が過ぎた頃、会員番号1番奥田美香、2番榎田道子、3番吉野佳代子、6番樹原亜紀、7番友田麻美子、10番佐藤真由美の6名(会員当時20歳未満)が、その日の生放送終了後にフジテレビ近くの喫茶店で喫煙してるところを『週刊文春』にスクープされ。掲載号(4月25日号)発売日の4月18日より番組から姿を消す。
6人中5人が一週間後の4月25日、正式におニャン子クラブを解雇される。
うん。だからない番号があったんだね!
当時まだ小学生だったから知らなかったな。
脱線しすぎだろ!!
またこいつがお祭り男、ぶっきらぼうで何でも来いタイプ!
性格もそうなんだけど、ホントにお祭りが好きで、更には神輿を担ぐのが趣味、肩には神輿ダコなんかがあったりします。
今回は全てこいつのせいです。
先ずは今回のクレーム内容
製品に書かれているロット番号の字が汚いから消せ!
そうなんです、ここでまた今昔物語です。
入社当時は白い水性のペンキを習字で使うような筆で、会社名から製品寸法、ロット番号までを書きます。
ホントに不思議なんですが、昔のオヤジたちは達筆なの、ビックリするくらい達筆で、鉄板がアート作品のようになってるんです。
こればかりはまねできなくて、私も含めて若い連中は四苦八苦してましたが、
筆⇒筆ペン⇒製品シール
と変わって行きました、実際に字が汚いというクレームが多かったんですね。
実際に私が書いたキッタない字の製品が、ある有名ショッピングモールでそのまま使われるのを見たこともありました。
外で使うようなものは塗装しますが、内で使うものなんかはそのまま貼り付けることが多いようです。
今回のクレームは、その集大成のようなものなんですね。
現場は、ここから車で高速を使っても1時間はかかる場所です。
営業1人、工場は私を含めて6人、今回は荷物が少ないので営業車2台で向かいます。
持ち物はペンキを消す※ベンジンとワイヤーブラシです。
※ベンジンとは?
ベンジンとは石油から作られる液体で、ガソリンと成分は近く、ニオイは石油独特のニオイがする。頑固なしみ抜きなどにも活用される。
今回は水性白ペンキ落としに使用。
今日は、快晴の空
さあ!準備万端!
レッツゴー!!
後編へ続く
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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