学校の先生は大嫌いだ!
なぜかって
何かがあると、すぐに俺を疑う
俺が悪い子だからなのか
いつも悪いことはしない
たまにだ!
「またお前か」
なんどこの言葉を言われたことか
確認もしないで!
だから学校の先生は嫌い
だった
小学6年生の担任
矢島先生に出会うまでは
クラスメイトと担任の先生
1986年
クラスメイト
小学6年生に進級する時クラス替えと担任の先生も代わった。
もともと学校の先生に期待はしていないので、どうでもいいっちゃどうでもいい。
先生はさておきクラスのメンバーは、学年の悪ガキが集まってしまったようだ、すぐに意気投合。
私を含め悪ガキ5人組が誕生した。
それに対抗するように、女子も学年で
1番おませで大人びた子が5人集結。
彼女たちはマーチングバンドに所属して楽器を奏でるメンバーだ、その中でもリーダー的存在、
ゆう子(仮)。
マーチングバンドとは
マーチを演奏しながら行進することを言います。マーチングバンドは、吹奏楽活動のひとつの演奏形態として「動く吹奏楽」とも呼ばれ、 演奏をしながら動きを加えたもので、音楽と動き、またカラーガードと呼ばれるビジュアルアンサンブルや大道具などの視覚効果が加わる事で、よりショーアップされた演奏・演技を楽しむ事が出来ます。
ゆう子は、バンドの先頭でデッカイ帽子をかぶり、ド派手な棒を振り回す
主役級のアイドル。
楽器もトランペットが上手でスタイルも抜群、致命的なのは顔が可愛くない。
(強調して言います、スタイルは抜群。小学生では有り得ない身体つき)
矢島先生
ここで疑問?
なぜここまで学年の少し問題ありメンバーが、このクラスに集められたのか。
その答えが担任の矢島先生(男)
先生は学校内でも人望が厚く、卒業生や卒業生保護者からも信頼される先生。
先生のクラスになれば、どんな問題児でも更生するという
スーパーアッツイ先生のようだ。
私がまずビックリしたのは、2時間目の休み時間(15分)以外は休みがない、といっても拘束される訳ではなく、トイレやお水を飲みたいとき(当時は水筒ではなく廊下の流し台で飲む)自由に教室を出て行ってもよい。
私はお腹が弱いのでこのシステムにはなんど救われたか。
そしてもう1つは、毎日瞑想の時間があること。
瞑想と言っても、先生が「目を閉じろ、体の力を抜いてリラックスして」の合図で机に突っ伏して昼寝するというもの。
私たちが寝た後、先生もいびきかいて寝ていたい。
このシステムにも私は救われる。
実はここだけの話です。みんなが寝静まったころ、私はそっとしゃがんで床をはいつくばり、寝ている女子のスカートの中を覗いていました。
※安心してください。100%ブルマです(ただ楽しかっただけ)
朝活がマラソンでみんな体操服を着ていたが、不思議と女子はその上からスカートを履いている。
上のシャツはそのまま。この時代女子のスカート率はかなり高いようで、9割はスカートを履いていた。
小6のおバカ男子寝ない!
先生の口癖は
「おめーら」
どんなときも「おめーらよ~」から始まる。
年齢は38歳、四角い顔に細い目とメガネ、頭はひっちらかったシチサンで万年ジャージ、なぜか右足だけヒザまで捲し上げている。
とにかくなんでもありだが曲がったことは大嫌い。
私たちは親しみを込めてやじさんと呼んだ。
クラス対抗サッカー大会
私は先生に殴られたことがある。
それはクラス対抗サッカー大会のとき、女子が応援で男子だけの大会でもあり、間違いなく乗り気張っていた。
私がシュートを打ち、相手のキーパーが寝ころびながらガッチリキャッチしているところを、走って行ってもう一度キーパーごとボールを蹴った。
キーパーはうずくまり試合中断。もちろんケガはなかったが、ルール違反の危険な行為。
先生は他のクラスの審判をしながら見ていた。
次の授業で教室に入ってくるなり
「おめーら!目をつぶれ」
「なんだ!あの卑怯な戦い方は、おめーらそれでも男か!」
「自分が卑怯なことをしたと思うやつ前に出ろ!他のやつは目をつぶっていろ」
私と他数人が前に出る。
「理由を聞いてやる、言ってみろ」
誰も何も言えない、乗り気張って暴力を振るった自分が悪いことはわかっていた。
黙っていると
数秒後、胸ぐらをつかまれ足が浮いた状態から平手打ちされる。机ふたつ分くらい吹っ飛んだ。
一見派手に見えるが、殴る力よりも胸ぐらの手で押して倒した感じ。
痛くない。
「わかったな!男は卑怯なことすんな正々堂々といろ、人の痛みを知れ!」
「よし、戻れ、これで終わりだ」
そう言うとすぐにいつもの先生に戻った。
私は嬉しかった、なぜかって?
先生は初めから私を疑わないし怒る前に話を聞いてくれた。
私が1番傷つくのは「またお前か」言い訳も聞かずに「またお前か」今まで散々言われてきた。
やじさんに「また」はない。
1つ解決したらそれで終わり、あとくされも何もないイーブンな状態に戻る。
お胸ツンツン
掃除の時間は男子と女子のバトルが始まる。
男子はホウキの先でスカートめくり、といっても下はブルマなので女子も楽しんで逃げ回り、男子のすきを見てホウキでひっぱたくという遊び。
そこにやじさんが登場、「おめーら男子よ、そんなガキなことしていないでよ、胸だよ胸。女はここが嫌がるんだよ」
おバカな私はすぐに実践。
ゆう子のすきを見てホウキの先で、小学生離れしたお胸をツンツン。
成功。すぐさま逃げるが追いかけてこない。
それどころか、うずくまって泣いている。
やじさん!話が違うよ!
女子からの謝れコール、私はビビッて本気で謝った。
「ごめんね」
その瞬間!ゆう子は立ち上がり、スイカ割のようにホウキで私の頭をかち
割った。
めちゃめちゃ痛かった、だが安心もした。
正直お胸ツンツンはすごくいけないことだと思っていたから。(まだ子供)
「アハハ!ワニオ騙された」
ゆう子は赤くほてった顔で言った。
ゆう子が私のことを好きだなと気づいたのはその時だ。
※小6です、お胸はやはりやめました。
修学旅行
小学生最大のメインイベント
修学旅行がある。
やじさんはなんでもOK、班決めも自由、バスの座席も自由、おやつも好きなだけOK。
そして男子は反応しなかったが、女子の要望によりパジャマが自由になった。
女子たちは大変興奮していた。私たちにはさっぱりわからない。
われら悪ガキ5人組は同じ部屋に決まり、そして真剣に会議する。
話し合いの結果、一大プロジェクトが決まる。
プロジェクトの内容とはいったい!
こちらをクリックしてください!
夜の部屋で大人用のエッチな本を観よう!!
みんなでお金を出し合って2冊買うことになった。
1冊目はこちら
当時話題沸騰のエッチまんが
そしてもう1冊は、本格的なビニールで作られた本、ひとけの少ない所に販売機がある。
昼間はアルミホイルのようなもので何も見えないが、暗くなると中が見える、特殊な最先端の販売機だ。
今はなきもの
当時を懐かしむ方は
こちらをどうぞ
夜の部屋
場所は栃木県
メインは
日光東照宮
夜が楽しみすぎてその他の記憶全くなし。
夜の9時に最後の班長会議が終わり、やっと訪れるエッチ本鑑賞会。
まずは、布団丸めて部屋の真ん中に場所を作り本を並べる、表紙を観ながらみんなで枕投げ大会、興奮がピークに達したとき、1人がビニールの本格的な本を広げる。
みんなの動きがとまる!
「・・・・・・」「・・・・・・」「・・・・・・」「・・・・・・」
スッポンぽんで下が真っ黒い味海苔で隠された女性が写っている。
1人が言った「気持ち悪~~~~!なんだよこれ!気持ち悪いよ」
小学生には刺激強すぎてドン引きだった。
部屋に微妙な空気が流れる、なんで大人はこれが良いのか?大人に対する不信感の空気だ。
そんな時、いきなり部屋のドアをノックする音がする。
「やべー隠せ!隠せ!」
ドンドン!ドンドン!
ドアを開けてください!
ゆう子率いる
女子5人組が
「ねぇねぇ中に入れてよ
お話しようよ」
「えー-っ」ビックリ!
しかし廊下は寒そうだったので、
「早く中に入れよ、風邪ひくぞ」となかには入れたが、おバカな男子はビビっていた。
こんなハレンチなことしてよいのだろうか、バレたらまずい、普段悪ガキのくせにこういうところビビる(まだ子供)
しかし夜の女子は魔法にかかったようにみんな可愛かった、
ゆう子もだ。
部屋に入って女子がまずやったこと、
パジャマの
ファッションショー!
この寒いのに、うっすいネグリジェだったり、ちょうちんブルマのようなひらひらの半ズボンだったり、シルクのタンクトップだったり、ふろあがりでもないのに頭にはターバンみたいなものをまいたり、デッカイうさぎの耳がついたヘアバンドしたり、もう大人顔負け。
(ランジェリーパブは女性考案かも)
中に1人だけキャラクターのスエットもいた、おとなしかった。
(必ず1人は空気読めないやつがいる)
私たちは
「スゲースゲー」
「やべーやべー」
「マジでマジで」
というばかり。
なぜ夜は女性をステキに魅せるのか。
小6男子には謎が多すぎる。
普段は何とも思はないのに、みんな
すっごくキレイだった。
ひと通りファッションショーが終わると、今度はわれわれ男子に質問攻め。
どんな女子がタイプか?どういう性格が好きか?どういう服装の女子が好きか?等々。
めんどくさいけど、楽しい!なんか楽しい!なんだろう楽しい!
女子はどんどん近づいてくるが、男子は少しずつ後ずさりしている、ビビッてる。
またもやいきなり部屋のドアが開く!バタン!
あんたたち!!なにやっているー!!!!
となりのクラスの堅物女教師だった、どうやら他のクラスの奴がチクッたようだ。
ものすごい剣幕で怒り狂い、男子は髪の毛をつかまれ廊下に放り出され、女子も廊下に出され並んで正座させられる。
女教師は、矢島先生呼んでくるからそこで待ってろと言って歩いて行った。
私たちは、このようなことは慣れている。
女教師が見えなくなったのを確認して、
大爆笑!
「おい!見たかよ、あの先生の顔、
マジでうけるぜ!!!」
ふと女子を見ると、涙を浮かべて下を向いている。
しかもうっすいパジャマなので廊下の寒さにふるえている。
(スエットのやつ、寒さは平気だが落ち込む)
私たち男子は、目に力を込めてアイコンタクトした、熱い気持ちが湧き上がる。
そしてやじさんが歩いてきた。
俺たちは言った!!
なんて言ったのかはこちらをクリック
やじさん
俺たちが
無理やり女子を
連れて来たんだ
女子は何も悪くないから
部屋に
帰らせてくれ
頼むよ
やじさんはニヤッと笑って
「おめーらは、まったくしょうがねーなー」
と言った後大きな声で
「おめーら男子が全部悪いんだな!女子は関係ないんだな!」
廊下中に聞こえる声で叫んだ、女教師にも聞こえる声で。
今度は小さな声で
「女子、風邪ひくから早く部屋に戻りなさい」と言ってやじさんも女子部屋に消えていった。
あれ!俺らは?
その後小1時間廊下で正座させられる。
しかし楽しかった、女子とのピンク色の時間の余韻があったから。
そして1時間後やじさんが戻ってきて正座解除、部屋でやじさんと談笑。
われわれ男子は先生にプレゼントを渡す。
そうですこの本格的なビニールの本。
やじさんは「いやーこれおめーらには早いなー、わかった俺がもらう」
部屋を出るときにやじさんが言った
おめーら、
やるじゃねーか!
女子かばいやがってよ!
女子がおめーらに感謝してたぞ!
カッコイイ男じゃねーか
俺は嬉しいぞ!
この本もな アハハハ!
先生が出て行ったあと、この数時間の出来事と心地良い疲れ、そして
エアコンガンガンの部屋。
なんだか外の空気が吸いたくなり、
みんなでベランダにでた。
ベランダの窓を
開けましょう!!
こちらで開けてくださいクリック!
最高の星空
次の日の朝、朝食で女子たちが妙によそよそしい。
乙女心とは難しいものだと思っていたが、学校にバスが着き解散した後に女子たちは、帰る私たちを追いかけてくる。そして日光で買ったおみやげをくれた。
かわいい小さな
キーホルダー。
「ありがとう」
とだけ言って。
やはり女子は謎だらけ
月曜日、学校に行ったらもう1度
お胸ツンツンをゆう子にしようと
小6ワニオは思った。
つづく
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