ねるとんパーティー体験記　【千葉編】　第２話

憧れのねるとんパーティー！

なんと

親友の病気によるキャンセル！

でも諦めない

イケテル男子の俺たち

女子が群がる姿

目に浮かぶぜ！

イケているのならば、すでに彼女のひとりやふたりはいるであろう24歳のおバカ男子！


そんな青春のお話です。

＼ねるとんパーティー第１話はこちら／

車で行こう

タグのやつ大切なねるとんパーティーの前に風邪ひきやがった。


どんだけ俺が体調に気を付けて過ごしていたと思っているんだよ。まったく。


まあキャンセル料はタグがだしたからいいけど。


もちろん次の土曜日夕方6時からのパーティーを予約したことはいうまでもない。

結局のところ、ねるとんパーティーを主催している会社はいっぱいあるが、俺たちが参加できるのが3社くらいに絞られる。


それとも、「弁護士」とか「医者」とか噓をついて参加しようとも思ったが、どう見ても下心見え見えの鼻垂らした24歳、下半身が下品だ。受付でバレてしまうだろう。


いや違う、噓もつけないただのビビり。

駅前のマックじゃない、あそこは彼女と行くところ、俺らはファーストキッチンが丁度いい。


えっ！24歳なのに飲みに行かないのかって？


そう、合コンなどでカッコつけて飲んだフリするが、そんなにお酒は好きじゃない、


ニガイから。世の中にもまれて今は飲むけど。

あ～でもない、こ～でもない、祭り前の前夜祭が最高に楽しい！


しかも華金！！（でました死語）


ファーストキッチンに行ったら定番のベーコンエッグバーガーね。


あれ！タグがなんだかニヤついている。

と言いつつ思いだした、実は最近お母さんと喧嘩したこと。


下着にこだわりがなかったから、お母さんに適当なパンツを買ってきてくれと頼んでおいた。

次の日、お母さんは鍋にコーヒーとパンツを一緒に入れて（淹れて？）染めていた。


よけい汚らしい薄茶色のパンツに仕上がる。


お母さんのバカ！




話を戻そう。

いままでは、何かあると俺が車を出す。（お母さんの軽自動車）


タグは競輪の師匠弟子入りや、練習場への自転車運搬のために免許を取り、親にボロボロの中古車を買ってもらっていた。


俺はまだ、タグの車も運転も見たことはない。


一瞬不安もよぎったが、緊張しーの俺は自分で運転していく、ねるとんパーティーに一抹の不安も抱えていたので、タグに頼むことにした。


ベーコンエッグバーガーをたいらげて、あしたの時間を決め、解散。


ねるとんパーティーは18時から。


タグが迎えに来る時間11時。


どんだけ楽しみなんだよ。




タグと別れてから、そ～っと西友によった。

＼これ買う／

男は黙ってBVD！！

（今はUNIQLO）

アルマゲドン

土曜日、快晴、絶好のパーティーびより。


タグが迎えに来たのは、10時。


だから早いって、俺はまだ髪の毛セットしていないんだから！


タグに待ってもらい、ヘアスタイルのセットアップ、本番まで時間があるから、ガッチリ固めなければいけない。

＼俺らの定番ダイエースプレー／

と思いきや！ダイエースプレーが生産中止になっている～！！


俺達の青春の１ページが！


調べ上げた結果、これが代替えになるとあった。カッチカチになるらしいよ！

タグの車はボロボロにねんきがはいっている。


白いセダン、ボディーは塗装もハゲてエンジンからはヒヨヒヨヒヨヒヨと変な音がしていて怪しさまんてん。


ミッション車だ、今はオートマ車が主流だが、当時はミッション車のほうが安く買えた。


今ではミッションにする方が特注で高くなる車種があることにビックリ。


さあ、俺達の青春！湾岸道路で千葉へ向かうぞ！

タグのヒヨヒヨカーは進む！


順調かと思いきや、船橋を過ぎたあたりで気持ち悪くなっちゃった俺、車酔い。


だってタグはクラッチ踏んでからギアを入れるのがおっそいから、ブーン、ン、ン、ウーンってなるの。


この、ン、ン、のところで気持ち悪くなったのね、だから幕張あたりで休憩することにする。

落ち着いたー！よし、気を取り直して千葉へ向かおう。

着きました、12時です。


お昼の12時です、ねるとんパーティーまで6時間あります。


車を有料パーキングに留めて、とりあえずお昼ご飯にロッテリアへ。


18時までは途方もなく長い、顔も油でテカテカになっちゃう。


ゆっくりとバーガーを楽しんだが、それでもまだ13時。

タグと2人で観ました
アルマゲドン

ゆっくり寝るはずだった、なのに・・・・

号泣

号泣

大号泣

ブルース・ウィリス最高

エアロスミスの

主題歌もグッとくる

お互いに泣きすぎて、なかなか席を立てなかったんだよね。


ほっぺたカピカピだは、鼻水垂れ流しだは、ねるとんパーティーのことはすっかり忘れていた。


映画館を出てもう一度ロッテリアへ。さっきの店員さんじゃないレジに並んだ、男2人で何回もだとヤバい関係だと思うでしょ。


さすがに昨日の夜からずっとジャンクフードはキツイよね。


でも食べちゃうの、ロッテリアのポテト。

ロッテリアの店内でタグがおもむろに立ち上がり叫んだ！！

ビートたけしのコマネチの姿勢から、手を股間から上に向かって反り上げるジェスチャー！


と同時に「反町隆史、反町隆史」と連呼する。下ネタだった。

冒頭の「♪わかってる、ほしいんでしょ♪」のフリを見てひさしぶりにタグのギャグを思い出した。

気づけば１時間前。


千葉駅、駅ビル5階会場へ向かうぞ！


緊張が戻ってくる。

うそでしょ！

夕方の5時過ぎの千葉駅はガヤガヤにぎわっていて、みんな浮かれているよう。

わかっている、バカだ。


かわいい子にねるとんパーティーなんて必要ない。


駅ビルは２階までお店が並んでいるが、その上はオフィスビルのようだった。


15分ほど1階のエレベーター前でキョロキョロと上がる人をリサーチしたが、誰もエレベーターには乗らない。30分前だからそんなもんだろうと考えているおバカ男子。

エレベーターに乗り込み、いざ5階へ！


チーン　5階に到着。


○○会社主催ねるとんパーティー会場はこちら➡


それは奥にある部屋だった。

外の廊下にはパイプ椅子が並ぶが誰もいない。


ここまでくれば開き直るしかない、


ガツッと勢いよくドアを開けた！！


開けると中には5～6人の男性に、


女性がひとり。


タグとアイコンタクト・・・・


2人で笑った、なんの笑いだかいまだに謎だが、笑った。


と、気づかなかったが、入った所に主催会社の女性が立っていて、そこで受付とお金を払って中へと歩く、なんだか異様な雰囲気。一応BGMは流れていたが緊張で覚えていないや。

バカ！


先ほど触れた５～6人の男性、ダッサイやつばかり、う～んオタク的な奴に青っちろい顔をしたオッサン、これはちょろい。

10分前になると、男性がぞろぞろと入ってくる、全部で15～20人くらいにはなったか。


その後女性がもう1人きただけ。


オイオイ！？


たまらずに受付女性に聞いた、

少し前から受付女性は、しきりに二つ折り携帯電話で誰かと話していたが、俺の言葉により焦った様子で言った。


「だ、大丈夫です・・・・これから女性を探してきますから・・・・待っててください」


逃げるように走って、エレベーターに乗って行ってしまった。

只今のところ男性20人、女性2人（うちひとりは違反ババア「インディー」）


どうなることやら・・・・

つづく

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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