昭和ノスタルジー　１９８２年　小学2年生　ロッキーに憧れて

１９８２年

当時は映画館で洋画を観る時は字幕しかなく、小学2年生には到底読めませんでした。

皆さんは海外で外国映画が上映される時は字幕と吹き替え、どちらだと思いますか？
実は吹き替えが基本だそうです。
海外の人は字幕を読まないらしい。

日本で洋画が上映と同時に吹き替え版が公開されるようになったのは、
２０００年以降だそうで、割合も初めは吹き替え版の方が少なかったのですが、今は逆転して字幕だけの洋画は減りました。
現代人は字幕を読まなくなったようです。

なので私たち子供が映画館で観るのは東映まんがまつりしかありません。
（邦画もいっぱいあったけど）

後は何か月後のテレビ放送を待つ、ひたすら楽しみに待つ。

テレビで映画を観るのが当たり前の時代で、夜の9時から2時間は映画タイムでした。

テレビ映画チャンネルもいっぱいありましたよ。

• 金曜ロードショー（水野晴郎）
• ゴールデン洋画劇場（高島忠夫）
• 日曜洋画劇場（淀川長治）
• 水曜ロードショー（水野晴郎）
• 月曜ロードショー
• 木曜洋画劇場
• 水曜どうでしょう（大泉洋）

最後のは違う番組だとして。

私が強烈に憶えているものがこんな感じで、毎日なにかしらの映画はやっていたのでしょう。

耳たぶたるんたるんの水野さんが
（たまにアメリカンポリスのコスプレで解説してたけど、あれ何？）

いやぁ～映画ってほんっとうにいいものですね

極太まゆ毛の淀川さんも
（小松政夫のものまねも
懐かしいなぁ）

ホントにホントに
怖いですねぇ恐ろしいですねぇ
それでは次週もご期待ください
サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ

あのタイトルバックの映像も音楽も懐かしいなぁ～

お好きな方をご覧ください。

ロッキー３映画公開

小学2年生です

7月にロッキー3映画公開ということで、待ちに待ったロッキーがテレビ放送。

もうテレビに釘付けでCMになるたびに、蛍光灯の垂れ下がったスイッチに向かってシャドーボクシング
（今のシーリングライトはリモコン）

映画が終わる頃には決めました。

お母さん！
俺ロッキーになるから

とりあえず生卵ちょうだい
飲むから

「馬鹿だね～お腹壊すよ」

ロッキーになるためならお腹の1つや2つは平気

デッカイビールジョッキに生卵2つとちょっと醬油をたらし一気に飲みます

お母さん、これ美味しいよ
俺毎日飲むからいっぱいたまご買ってきてね

飲んだ後は腕立て伏せ、腹筋、背筋、垂れ下がったスイッチでシャドーボクシング



学校では男子みんなロッキーで、女子を呼ぶときには「エイドリア～ン」

女子はみんな「エイドリアン」

女子は呆れるか、全く知らないかどちらかです。

基本無視、ガン無視
（男子馬鹿じゃない？）

学校帰って来たらお母さんが

「たまご買ってきたからね、責任もって食べるんだよ」

10個入り4パック

・・・・・
こんなのすぐなくなっちゃうよ

2日頑張りました（汗）

3日目は気持ち悪くなってジョッキに入った生卵、お母さんにバレないように捨てました。

4日目にお母さんブチギレ

「食べるって言うからこんなに買ったのに、賞味期限切れちゃうじゃないの！
どうすんのこれ？」

その日から当分の間おやつはゆで卵になりました。

ランニング

ロッキーが映画の中で、街中を走って行き、その後ろを子供たちがくっついて最後には大人数になり,フィラデルフィア美術館の階段を駆け登った後にガッツポーズするという、最高に盛り上がるシーンがあります。

これやりたい

まずはカッコから

赤いバンダナにきったないヨレヨレの灰色のスエットをお母さんに買ってきてもらいます。


買ってきてくれました

そうです当時の私の家にはスエットなどはなく、寝間着か足かせのついたジャージでお母さんには理解できなかったのでしょう。

一応買ってきてもらったので、赤いバンダナと灰色のパジャマを着てみる、

どうみても病院から抜け出してきた頭おかしい奴にしか見えないよ

お母さん
なんだよこれ
こんなんじゃ恥ずかしくて走れないよ
もう辞める
お母さんのばか！

40年後の反省
お母さんごめんなさい、ただの逆ギレでした。

ただロッキーになりたかっただけなんです。

このブームも1週間で終わりましたが、いまだにロッキーのテーマを聴くとテンションが上がってしまうのは私だけでしょうか？

１９８２年　小学2年生
次は転校生がやって来ます

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