これはまさしくストーカー被害 part2

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「なあN君、今日はジムに行くのを辞めてゆっくり考えてみないか」
私たちは会社の後そのまま某ファミレスで、もう一度初めからこの件について話をしました。
メールのやり取りも確認させてもらいましたが、

N君   「今日も頑張ってたね!」

女の子  今日は先輩と笑ってたね

N君   「何かスポーツやってるの?」

女の子  今日は、胸のトレーニングなんだね

などというたわいもないメールでしたが、ここからおかしなことに、

N君 「昨日はいなかったけど、体調でも悪いの大丈夫?」

女の子 あれっ、いたよ!そばにいたよ!集中してて気付かなかったのね!

N君  「ごめん、そうなんだ。」


この日です、ランニングマシンの女の子がいなかった日は、私も見ませんでした。その子はランニングマシンオンリーなので、ほかのマシンいるということはないよねと2人で確認しました。
「なら誰だよ」
分かりません?
2人で考えても、あの時間にいる若い女性なんて出てきません、もしも若い女性がいればもっと目立っているはずです、それくらい私たちが行く時間帯は人の谷間なんです。

2人で恐怖におののきながらも、どうにかしなければならないので、決めました。
明日はジムに行っていつもと変わらないトレーニングをして、でも気づかれないように周りをしっかりと確認しよう!今まで気付かなかった何かがわかるはずだから。
と話をしてその夜はジムには行かずに帰りました。

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目次

ジムには行ってない日だけど

私は、バイクで家に向かいながらもずっと考えてました、なんかを忘れてる気がしてならなかったんですが、なんか?なんだ?なんだろ?????
家に着いて玄関で携帯(当時は携帯電話)を見たら、誰かからメールが来ています、嫌な予感が!
その嫌な予感が当たってしまいました。

今日は、どうしてジムに来なかったの?今まで何してたの?


彼女からのメールがN君が家に帰ったと同時に入ってきたらしいです。
家を教えた覚えもなければ、話したことすらなく、メールのやり取りだけです。

私はしきりにN君に「何でよくわからない女の子と付き合うなんて約束したんだよ!」
いや、三ヶ月間も毎日真面目に走り続けるなんて良い子でしかないですよね!
何となく私も納得です、不思議と毎日同じ空間にいて、しかもジムも空いてる時間なので親近感もわき、ひたむきに頑張っている姿は、間違いなく良い子です。
【全然説得力なし】

と今更言っても仕方ないですね。私は、とんでもない寒気の中お風呂に入りましたが、全然温まりませんでした。
「とにかく今日は、あまり考えずに明日のジムで作戦通りな、大丈夫だから」私は、なんも根拠のない大丈夫を連呼しました。

次の日です

その日の仕事の内容なんて何も覚えていません、不謹慎にも私は、小学生の時に仲間たちと行った廃屋の肝試しのようなわくわく感と恐怖感と謎解き感と股間がスーとなるようなジェットコースターに乗る前のような、ジムが待ち遠しい中、N君は無口でした。
5時のサイレンが鳴り着替えてジムに向かいましょう、
やっぱり止めませんか?N君が言います、
「逃げててもしょうがないだろ!大丈夫だから!俺がついてるから大丈夫だから!」
これも全く根拠のない大丈夫です。
とにかく向かいました、我々探検隊は向かいました!そして何時ものようにトレーニングに向かいます。
やはり今日もランニングマシンの女の子はいません。

ジムのマシンのレイアウトはと申しますと、狭い通路の両サイドに隙間なくギッシリと詰まっていて、となりのマシンの人とは触れるか触れないかギリギリのラインに並んでます(今のコロナ禍では考えられません)マシンの後ろも同じです、前後両サイドギッシリです。
なので我々はだいたいのトレーニングメニューは決めていましたが、周りに人のいないマシンからトレーニングしてました。そして必ず私はN君と一つのマシーンを交代交代でトレーニングしておりまして、トレーニングメニューも私が考えてました。
そんな感じで何時ものようにトレーニングをしながら周りに気を配っていました。


あれっ!    あれっ!    あれっ!


イメージ

黒いシャカシャカ



「俺たちの後ろ!黒いシャカシャカを着た人!」
黒のウィンドブレーカーを着てなんか怪しい雰囲気が漂った30代後半くらいな感じの肉付きのよさそうな人!
分かってます説明がおかしいですよね!
なぜかというと、ぶかぶかのウィンドブレーカーでしかもフードを鼻まで深くかぶっていまして、すべてがハッキリしないんです、口元と雰囲気と容姿だけの情報です。
物凄くどんよりとした、肌は浅黒いような、でもあまりオーラのようなものはなく、きっと学生時代に同じクラスだと言われても記憶に残ってないような、ちなみにその時の私は30代前半でN君は20代でした。
そのシャカシャカは私たちの後ろのマシーンで腹筋をしてます。
いや!違うか!
我々は次のマシーンに移ります。
気がつくと後ろには、さっきのシャカシャカが!
また次のマシーンです、、、、シャカシャカがついてきます!
チョット待ってよ!こんな人見たことないんですけど!えっ!・・・・・・・・・
あー---------!!!!
この匂い!!
前にN君となんかいい香水の香りがして、でもジムで香水は勘弁してほしいよななんて会話をしたことがありました!その後は慣れてしまったのか、今日改めて香水の香りを感じた次第です。

待てよ!私は大爆笑!(心の中で)あのランニングマシンの女の子は全く関係無い!
俺たちの大きな大きな勘違い!
全く気付かなかったです、このシャカシャカが私たちのそばにずっといた事、何で気付かなかったのだろう?思うにちょうどランニングマシンの女の子とシャカシャカが同じ時期に来て、ランニングマシンの女の子に全てもっていかれていたのでしょうか、若い女性にもっていかれてたのでしょうか。

何気なく観察していると、いつも私たちがトレーニングを終わる10分前に帰っていきました。

今考えればその後N君を尾行して家の場所を突き止めたのかな。


帰った後は更衣室で、私はN君を慰めながらも大爆笑です、正直イケメンだからってそんなに都合よくいかないよね、なんて茶化しながらも、あのシャカシャカはやばいよ!どう見てもやばいから!
そもそもN君が相手をよくわからないのに付き合うなんて答えてその気にさせるからだよ!
もう後戻りはできないよ、観念して付き合いなさい、なんて言ってみましたが。どうみても10歳以上は年上だと思いますし、とにかくヤバい空気が漂ってます。

嫌です!僕あんな怪しいおばさんと付き合うのは嫌です!助けてください。ワニオさん!


N君の褐色の顔が真っ青になっているのが手に取るようにわかり、私はどうしたものかと考えながらも笑いが止まりませんでした!

この2人そろってのバカな勘違い劇に笑いが止まりませんでした、帰りのバイクでのヘルメットの中でも笑いが止まりせんでした!

どこか他人事のような・・・


この後、私もある出来事に巻き込まれてしまうことも知らずに!!!


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