これはまさしくストーカー被害 part3

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今日はずっと一緒だったね


私はずっと勘違いしていた自分にも、こんなタイミングじゃ仕方ないよな、と言い訳しながらも家に到着していつものように携帯を見るとメールです、また嫌な予感です!

今日は、ずっと一緒だったね、楽しかったね

N君にシャカシャカからのメールが届いたそうです、しかも家の自分の部屋の電気をつけてすぐに!
(N君は独身で両親と同居です、幹線道路沿いの昔ながらのマンションでN君の部屋は玄関ドアの横に窓があり、玄関前踊り場は幹線道路からはよく見えるようになってます)

勘弁してください!鳥肌が立ちます!
このあたりから私もただならぬ恐怖を感じるようになります。

N君はこの日からメールの返事を止めました。

ジムのスタッフが何かおかしい?

N君にシャカシャカからメールは来ていたみたいなんですが無視して我々はいつもどうりににトレーニングをしていました。もちろんシャカシャカがずっとついてきてましたが、そのうちにいなくなるだろうと(舐めてました)
N君のメールの内容も少しずつ・・どうしたの?毎日一緒だけど寂しい!もしかして好きな人できたの?・・完全に付き合ってる彼女です。

一応確認のために言っておきますが、N君はシャカシャカとメール以外話したこともないですし、ジム以外で会ったこともないです。

気のせいかもしれませんが、シャカシャカの深くかぶったフードの中から私を睨みつけてるような!
しかも、日に日に我々の後ろのシャカシャカのマシーンの扱いがガシャン!ガシャン!と乱暴になっていくような。N君はガシャンの度にビクン!としてます。
ガシャン! ビクン! ガシャン! ビクン! てな感じ。

そんなこんなが一週間続きましたが、ある時ピタリとシャカシャカがジムに来なくなりました、N君にメールも来なくなったみたいで、我々に平和が訪れた・・・・・?

いつものように2人でジム受付をしていつものように2人でマシーンを交代交代でこなしていきます。

あれ!なんか周りのスタッフがやたらとこっち見てるし、受付の女性スタッフもわざわざ身を乗り出してまでこっちを見てます、周りの会員さんも我々を目で追っているような、これは気のせいではないな!

イメージ

なんかとても不愉快な感じなんです。
この時点で私たちもジムに通いだして3年も過ぎていたのでそれなりに顔見知りにもなっていましたので、若いスタッフを捕まえてこの状況おかしくないかと問いただします!N君は受付の女性スタッフに聞きにいきました。
わかりました!

先週の話らしいです、我々がトレーニングしている時にシャカシャカが(スタッフの話ではどうもあのシャカシャカは半年前あたりから午後に訪れて、少しずつ遅い時間にずらしていったらしくN君を見つけてから今の時間に定着したという、スタッフにやたらとN君のことを聞き込みしていたらしい)スタッフに我々2人を指して
【あの男に、私の彼氏を取られた!あの男はそっちの人で先輩の立場を利用して私から彼氏を奪った!】
と、受付の女性スタッフや男性スタッフを集めて泣きじゃくったらしく大変だったと。

あの男???そうです、私です!  あの男とは私のようです!
考えてみれば私は結婚指輪はしていません、元々はしていたのですが重い鉄板なんかを持ち上げたりしてるうちに指輪が変形してしまって、これ以上傷がつかないように外してケースに閉まってしまいました。ここで確認しておきます、私は妻もいますし子供も2人おります、至って男性に好意を抱いたことはありません。 なんの言い訳?
女性スタッフはシャカシャカに同情して私に大激怒しているらしいです!我々が帰ったあとにジム内が大騒ぎになったみたいで、皆さんのその目は

ラブラブカップルから彼氏を寝取った極悪なパワハラ先輩

顔から血の気が引いていくのがわかりました、めまいもしました。
そう来るのかぁ!なにこれホラー映画ですか!

もちろんN君が女性スタッフに、私は男性スタッフにそれぞれ一連の流れを説明してわかってはもらいました、特に女性スタッフにはしっかりとご理解して頂かないと、なんだか妻に申し訳ないような気がして、私もN君と一緒に受付の女性スタッフに話をしました、土日で他の女性スタッフにも広がったということなので、他の女性スタッフにも本当のことを話してもらうことを約束してもらい事無きをえました。
やはり会員歴の長いほうを信用するのかな?でも確かに周りから見たらヤバイカップルに見えるかも。

違う違う!!そこじゃない‼!!怖い怖い!やっぱりフードの中から睨んでたんだ!

きっとシャカシャカのなかでは、ジムでの時間はN君とのデートでその後のメールのやり取りが会話だったのでしょう、そのメールのやり取りが無くなったことで私の存在がクローズアップしてきて全ての黒幕は私だと思い込んだのでしょう。

N君はその日の夜にシャカシャカに久しぶりのメールをしてくれました。
先輩はゲイなどではなく妻子持ちで僕も奥さんとは会ったこともありますし、会社の先輩ということ以外何もありません。

シャカシャカはかなり喜んだ様子でメールの返事を送ってきたらしいです。

勘違いしてごめんなさい、安心しました。   安心?

完全に恐怖を感じてN君と話して




その日から我々は少しの間ジムには行くのを止めました。



もちろんこれで終わるとは思っていません。

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