さあ行こう！宝探しの大冒険　【中学2年生】

宝物！！

あるよね宝物

あなたにとって大事なもの

子供の時から変わらず大切にしているもの

最近、急に大切に思えたもの

生きてきた年表にいくつ書き込めますか？

宝物を知ってしまった中学2年生（30年以上前）

その宝物を探しに

果てしない旅にでる！

そこには過酷な現実が待っていた



トレジャーハンター
おバカ男子のお話！！

トレジャーハンターの仲間たち

同じ陸上部、親友のタグ

こちらも同じく陸上部のキイチ
俺とタグにくっついてくるエロ好きなやつ

さあ、宝探しに出かけよう。

お宝との出会い

まずは、俺が始めてお宝と出会った時のことを聞いてもらいたい。


そう、あれはまだ俺が幼稚園に入る前のこと。


お宝はなにげなく一家四人がくつろぐ六畳間に置いてあった。それはお父さんが持ってきたものだとわかっていたが、誰もふれることはない。


六畳間には、正方形のこたつがど真ん中に陣取り、みんなで寝転がりながらテレビを眺めた。


テレビの対面にはお父さんがひとりで足を突っ込み、次にテレビの見やすい場所に、お母さん、お兄ちゃん、俺が足を突っ込むというぎゅうぎゅう状態、てことは二面空いているのだ。


そして、一番テレビが見えずらいお父さんの向かい側がデッドスペース。


このデッドスペースは、俺がお母さんに怒られていじけている時に入る場所、そう決まっている。


自分の中では唯一の個室だと思っていた。


そのデッドスペース辺りにお宝が畳の上に異彩を放って置いてある。


ある時、俺はお母さんに怒られてひどくいじけていた。いつものこたつ個室ルームで。


ふてくされた俺を家族は相手にしない、こたつの向こうではお母さんとお兄ちゃんがイチャイチャと楽しくテレビを観ているのが、よけいに俺を孤独にさせる。


悲しくて、辛くて、寂しくて。





こたつにもぐろうとしたその時！！


お宝も俺のからだにくっついて、こたつの中にイン。

こたつの中では、オレンジ色の明かりに照らされたお宝が頬笑んでいる。


それを眺めると、不思議な気持ちになった。


ふわ～っと宙に浮くような、


ポーッと恥ずかしいような、


ドキドキバクバク胸が痛いような、


幼稚園に入る前の俺は自然に指を舐めてお宝にこすりつけていたんだ。（本能）


いまだになんでそうしたのかはわからない。自分のよだれをつければ自分のものになるとでも思ったのかな。


誰にも気づかれずにやっていたはずだが、ある時からお宝はなくなってしまった。


それ以来、家でお宝を見ることはない。

裏の駐車場

いつの間にかお宝はなくなり、俺の記憶からも消え去っていた。


あんなにも俺を慰めてくれたお宝なのに、忘れるなんてなんと恩知らずの子供だろう。


時は流れて、小学生になったころ。またお宝と出会うことになる。


それは、俺の住むアパートの裏にある大きな駐車場でのこと、当時はそこいらじゅう空地もあったし、無駄に広い駐車場も多かった。そこは絶好の遊び場所。


友達何人かでかくれんぼをしていた。


あっちの車の後ろ、こっちの車の横、隠れまくっていた時にお宝と遭遇！


何年ぶりだろうか、またもやお宝は俺に優しく微笑みかけている。


あの時の気持ちがよみがえる。


見惚れていると鬼に捕まった！！


友達には隠すことはない、みんなを呼び寄せてお宝を披露。


「うわーなにこれ、気持ち悪いよ」


「こんなの見たらお母さんに怒られるよ」


「ワニちゃん、やめたほうがいいよ」


みんなドン引きだった。なぜドン引きなのか俺にはサッパリわからない。


次の日からはひとりでかよった、駐車場の片隅に。


誰にも気づかれないように、そーっとお宝を眺めた。





それもいつの日か雨にやられて朽ち果てていく。何とも悲しいことか。


くっついて開けなくなったんだ。

6年生　お宝との再会

6年生になって、あるきっかけでお宝との再会がやってくる。


でもこの時期になると、俺に共感をしてくれる友達は増えていた。


比較的成長の早いおませな男子たちだ！！

＼おませなお話はこちら／

お時間のある時に読んでください。

トレジャーハンター　旅にでる

中学2年生、話すことは女子のことか下ネタばかり。


俺は、のりきばって口だけはおませなことばかり言っていたけど、行動はガキだった。


部活の途中でキイチが言う。

あれ、そうです、お宝のこと！


お宝によだれをつけたことはあるけど、見ながらアソコをいじったことはなかった。


それを知った日から、悩んだ。


やってみたい！


見ながらいじりたい！


がまんできない！

みんな持っていないんか～い！！

決まった、部活休みの日曜日に集合。


お宝探しに行くぞー！！

パール書店

やっぱり、まずは王道の本屋さんだ！


コンビニも大型ショッピングモールなんてない時代、駅前にある本屋さんはいつも人でいっぱい。無理。


みんなで目をつけたのは、裏通りにあるパール書店。


店はとても狭くこじんまりとしていて、いつも居眠りしているおっさんがレジにいるだけ。


ほとんどお客さんを見たことがない、


デッカイトラ猫が本の上に必ずいるという、今の時代なら看板猫で人気がでただろうが、すぐ潰れた。


みんなのお小遣いを集めて買うことを提案。

警察沙汰はヤバイ、親が泣く。


お宅の息子さんが、パール書店でハレンチなお宝買って警察に捕まったらしいじゃない。ってご近所さんに言われちゃう。


地獄だ、そんなリスクは負えない、残念だが諦めた。

公園のゴミ箱

これまでのデータによると、捨ててある確率がもっとも高い公園のゴミ箱。


自転車で手当たり次第に回った、この時ばかりは思った、陸上部で良かったと。みんな速い。

＼もちろんここの公園も探したよ／

かなり回ったがお宝は見つからず。

高速道路下

とにかく疲れた！！始めはテンションあがってはしゃいでいたけど。こんなにもお宝はないものなのか？


何気ない時に落ちているところを見るのに探すとない。

なんと怖い世の中だ、未成年には何もさせないつもりか！


早く大人になりたいと、この時ほど思ったことはない。

キイチが言ったのは高速道路がはしる道路の橋下だった。


俺の地元は、海があり、川も流れ、高速道路もはしっている。なかなか風情あふれる街だ。


よし！行ってみよう～！！

到着すると、そこには金網フェンスが建てられていて、乗り越えなければたもとまではいけないの。


ワクワクした、ドキドキした、金網を乗り越える！最高に楽しかった。

金網の中は、このような柱がいくつも連なっていた。奥は薄暗い。

ダッシュ！ダッシュ！みんなでダッシュ！

お宝発見！！

やったぜー！！

とにかく見まくった、何十冊もあるお宝を見たことがないから。


持って帰ることはできないから（お母さんに怒られる）脳裏に焼き付けるしかない。


数式もアルファベットも地理もおぼえられないバカだけど、ここは必死、忘れないように脳みそに叩き込む。


誰？それくらい勉強しろって言ったのは！！



集中した、人は集中するとこうなるのか！


ゾーンだ！


よくスポーツ選手が言っている、ゾーンに入った。


そこには俺とお宝しかいない空間。一対一、もしくはマンツーマン。


キイチは横で立ち小便している。






その時！！

くぉらーー！！

テメーら

なにしているー！！

後ろのダンボールから人影が！！


むくっと起き上がり大きな声で怒っている！！

なんとそこはホームレスの家だった！！


家？？おうち？？

走った！！


とにかく走った！！


一目散に走った！！！


キイチはおしっこだしながら走った！！靴にいっぱい飛び散っていたけど走った。


さすがに走る速さも、実際のタイムと一緒で、タグ、俺、キイチの順番になっている。タグは速い。


まあ、キイチはおしっこしながらなので仕方がない。


一気にフェンスをジャッキーチェンのように駆け上り、自転車で逃げた。

あんなにいっぱいあったお宝はホームレスさんのお宝だった。


それは怒るよね、探し当てたお宝盗まれたら。

キイチのおしっこまみれの靴により続行不能と判断。




これにて今回のトレジャーハントは終了

お宝に出会う日まで続くかも

アレ！！
吹き出しのアイコン
間違えていた！！

大変失礼いたしました。

昭和レトログッズ
本物は高くてなかなか手が出ませんがミニサイズなら大丈夫
大人なら出来ます
ガチャガチャフルコンプ

ここまで読んでいただきありがとうございました。

思い出日記ランキング

ポチって頂けると励みになります。

にほんブログ村