昭和54年 5歳児の お母さんとデパートお出掛け日記

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わにお~デパート
行くよ~!

わにお

う~ん!
おもちゃ買ってね
お子様ランチも食べるよ

1974年(昭和54年)
5歳
幼稚園
のお話でございます

私には年の離れた兄がいて、この頃はすでに友達や部活で休日は家にいないことが多かった。

お父さんは、遊び人(昔の父親なんて、仕事、遊び、だけだった?)休日は朝からいない。

なので、小さい頃は遊ぶのも買い物に行くのもお母さんと2人
そう!お母さんといっしょ

さあ、それでは行きましょう

昭和54年へ

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目次

駅に現る!謎のつぼと妖怪カーペ!

お母さんと手をつなぐ

お母さんと駅まで手をつないで歩き、まずは切符を買う券売機へ

わにお

お母さん
お金入れさせて
切符買うのやらせて

私はまだ無料なのでお母さんの切符を買う、
改札には、やたらとカッチンカッチン切符キル駅員がいて、どのタイミングで渡していいのかわからない、しかしやりたい。

駅に入るとまずはこれ!

キャンディータイプのガムから普通のガムが食べられるようになって
(ぺーできるようになった)噛むのが楽しかった。

キャンディータイプの板ガムには一枚キャラクターの写し紙シールが入っていて、テーブルに爪でコリコリ付けていつも怒られていたな~
(こすって貼る転写シールというらしい)

この黄色いガム、つい最近までフルーツ味のガムだと思っていたけど、JUICY&FRESHだった。
(きっとイラストがフルーツ盛だからかな、ややこしいよ)

43年たって謎が1つ解けた、だって何のフルーツなのかわからなかったからね。
勝手にフルーツ味と思っていたのは私だけなのか?

ガムを噛みながらホームに上がると、今では信じられないほどに汚い光景が広がっていた、そこら中でタバコを吸っている人がいるし、ガムはいっぱい落ちている、灰皿はあるのに吸い殻もいっぱい落ちていた。

その中でも一番ショッキングなのは、ホームの柱のところにある

謎のつぼ

そこに人が歩いて行っては
なにかを口から吐き出している
しかも
おっきい声で
カァーーッときてペッ
現れました
妖怪カーペです

わにお

お母さん
あれ見てきていい?
僕もガムペッした~い

これはガムを捨てる場所だと思っていた。

子供の頃は何故か汚いものに興味をひかれる。

そうだ!
私は子供の頃よく犬の糞を踏んでお母さんに怒られていた。


と言っても今とは違い、犬の散歩しても糞を拾っている人はいなかったし、放し飼いも多かったから道ばたには糞だらけだった。

家に帰って玄関が、なんか臭いと思うと私の靴。(何回もある)

お母さんと幼稚園に行くときも、手をつなぎながらおっきい糞で盛大に転んだこともあった、雨上がりの朝だ。
お母さんが一緒に通っていたママさんたちに恥ずかしそうな顔をしていたことをよく覚えている

お母さんはコンクリートブロックの角で落とせ落とせと困っていた。

脱線しました!

謎のつぼです。小さなまるい筒状の缶で、フタがアリジゴクの巣のような形。

その名も
※観覧注意
(もうわかっている人は

みないでください)

名前に興味のある方はこちらをクリックしてね!!

痰つぼ

妖怪カーペが謎のつぼに上から垂らしているのを見て、私もやりたい、中が見たい!

お母さんの静止を振り切って謎のつぼに向かって行きます。

謎のつぼの周りはとにかく汚い、異様な雰囲気が漂っている
(誰が掃除しているのだろうか?かわいそうです)

口の中で丸めたガムを、アリジゴクの巣の中へ!
と、真上から見たその風景は!!

わにお

うあー----!!
うあー----!!

ホームアローンのマコーレー・カルキンは、この時の私をパクッたに違いない。

アリジゴクの真ん中には、真っ黒でドロッ・・・ピー・・・ピー放送禁止
とりあえずその中にガムをペーしてお母さんのもとにダッシュ!

わにお

お母さん
すごかったよ
中はね真っ黒で

・・・ピー・・・ピー
だったよ!
もう見ない、絶対見ない気持ち悪い

この時のトラウマで私は大人になった今まで妖怪カーペにはなったことがない、今でもたまにトイレなどで妖怪カーペを見かけるが、汚すぎて不快だ!

ガムもちゃんと包み紙にくるんでゴミ箱に捨てるようになった、

あの謎のつぼも妖怪カーペも反面教師というものだったと思う。


そして電車に乗ると、座る場所があれば、靴を脱いで膝立ちになり外を見ることが好きだった、天井にはデッカイ扇風機が付いている、こっちに向くと涼しい。

地元の駅からデパートまでは、途中から地下に潜って行く、外が見えなくなるから地下鉄は嫌いだった。

デパートへは地下鉄の駅からそのまま入れる!今はなくなってしまった。

日本橋
東急百貨店

お母さんのニオイ

デパートの入り口にはセールの洋服がたくさん並んでいる。
もちろんお母さんはその中になだれ込む(テンション上がってただろうなあ)
しかし子供にはわからない。

わにお

お母さーん
早く!早く!
おもちゃ、おもちゃ

まだ来て5分だよ、少しお母さんをゆっくり洋服見させてあげなよ!

わにお

だって
お母さんがおもちゃ買って
くれるって言ったもん
ウルトラマン人形買うんだもん
もういっぱい待ったもん

5歳の私はダメですね~。

しかしこんな時の遊びがあります、まずは丸い円のラックに上着がいっぱい掛かった中心に隠れる

次は壁のへっこんだ棚のスカートなどが掛かったところの下(カーペットが敷いてある)で寝転がる

お母さんが試着室に入る時一緒に入って寝転がる

その辺の隙間という隙間に入る

最終的には地べたに寝転がる

ここまですればお母さんも諦めます。

地べたに寝転がる、最強!

おもちゃ売り場に向かいます。

わにおのテンション爆上がり!

わにお

お母さん
ウルトラマン買って!

どこかに出かけるたびに、ウルトラマンのソフビ人形を買ってもらっていた、たまに怪獣も。

買えば満足!

わにお

次は屋上行こう

東急の屋上には、これも謎の神社があり、私は行くと必ずお参りしていました。

乗り物もあった

お金を入れてブーンブーンという車や、ロボットが飛んでる背中の上に乗るやつや、小さなレールの上を走る機関車、お母さんの前を通るたびに手を振っていた。

わにお

お母さ~ん
みてみて

みてってば

すでに疲れていたのだろうか、思いっきりよそ見していた。

親になって分かるが、この時が一番安心して気が抜ける時間だ、迷子になることないからね。


さすが子供、遊ぶと腹減る。

わにお

お母さん
お腹空いたよ~
お子様ランチ食べよ

今度は食堂に行きます。

今のようなフードコートではなく、シンプルなテーブルと椅子が並ぶ会社の食堂みたいなもの、入り口の食券を買って空いてる席に勝手に座る。

わにお

お母さん
窓のところがいいよ
外観たいよ

子供の頃はやたらと外が観たかった、電車もそう食べる時もそう。

しかしこの日は空いてなかった!

わにお

なんでこんな真ん中で食べるのー
も~お母さんが悪いんだからねー
この席嫌だ!

お母さんは悪くないよ、わにおがいつまでも屋上で遊んでいたからだよ、でも大丈夫、

お子様ランチがくれば今のこと忘れるから!

わにお

お母さん
おいしい
この旗もってかえる

お子様ランチのオムライスに刺さっている旗を集めていたが、いつの間にかなくなっていた、お母さんが捨てたの?

ご飯も食べてお腹いっぱいになれば

そうです!

わにお

お母さん
帰ろ
おうちに帰ろ

もう帰ろ

ですよね~

お母さんはまだ全然買い物していないじゃん!もう少しがまんしろよ
わにお!

わにお

やだもん
帰ってウルトラマン人形で遊ぶんだもん
お母さんはさっき洋服見てたからもう終わり

お母さんは、
「もうちょっとね」
「もうちょっとね」
「もう帰るから」
とせわしなくセール品を探していたが、わにおにも限界がきました、睡魔です。

わにお

もうヤダ
帰る
帰る
帰る
帰る

わがままな奴だな!って自分?
眠くなってふてくされると私はいつもやることがあった、

お母さんの背中に頭を入れるのだ!

洋服が伸びちゃうからやめなさいって怒られるけどやめない!

お母さんの背中の上着の中に頭をツッコミお尻にピッタリくっついて歩く。

わにお

お母さんの
においは
いいにおい

なんだよ

そう、なんだかほっとして安心して半分は寝てるけど、気持ちがよかったんだ!

この技は自転車でお母さんの後ろに乗っている時にあみだした。

お母さんの背中に頭を突っ込んで寝るのが気持ちよくてたまらなかったんだ。

そしてウトウトしているとお買い物が終わって、電車に乗って帰る。

わにお

お母さん
外見えたら起こしてね

座れても、座れなくても、お母さんに寄りかかって寝るんだ。

だって外の見えない電車なんか嫌いだから!

しばらくすると、お母さんが起こしてくれる。

車窓

寝ぼけまなこで見た、真っ暗な地下から地上に上がるときの光景がとてもきれいだった。

わにお

今日も一日
大好きな
お母さんと
ずっと一緒だった
楽しかった



そこには間違いなく
ほっとする
お母さんのにおいがあった


しかし今は
思い出せない
お母さんのほっとするにおい


いつも一緒だったのに




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ここまで読んでいただきありがとうございました。

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