この話は私が、入社してから半年ほどたった頃の話でございます。
プレス部署
私は、プレス機械の板を曲げ加工する部署に配属されました。
主には、マンションやショッピングモール駐車場などの階段などを製作する
機械です。
この部署は、忙しい時と暇な時の差がハッキリしていて残業も多いのですが、
日中にはまったやることが無い事もしばしばという感じでした。
私は、とにかくその当時は自分のスキルを上げるのに必死で、作業のない時は他の部署の
お手伝いをしてました。
当時の工場長
今からは三代前の工場長です。
とにかくなんでも出来る人で職人です、そして事務所で座って居られない性格で
いつも現場で何かしてました。
年齢は60代前半です、そして私は20代前半です。
風貌はというと、身長180近くありガッチリしていて、お顔は角ばった意志の強そうな
お顔で、寅さんの様な感じですかね、髪の毛は白髪で、私の印象はシロクマです。
![](https://kojo-biyori.com/wp-content/uploads/2022/07/hans-jurgen-mager-AZ31hv9kdzE-unsplash-800x533.jpg)
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私は、親しみを込めて「親方」と呼んでおりました。
仕事の話を聞くと、どんなことでも喜んで教えてくれました。
今の技術的なものは、ほとんどが親方に教えていただいたものであります。
そんなある日のことです。
25年前の話
その当時は、毎週ほぼ残業な感じでしたので、できるだけ早く帰りたいという雰囲気でしたね、
しかし、どうしても今日中という仕事が入ってしまったようで、親方はみんなに頼んだようでしたが
たまたま新人の私しかできる人がいなかったようです。
私も、その時にはそれなりのことができていたので、頼まれたのは嬉しかったですね。
ガス切断だったのですが、はじめの一時間くらいは親方と一緒にやっていたのですが、
私一人でも大丈夫だと思ったのでしょうか、途中から事務所に戻って行ってしまいました。
後は、私一人でガス切断をどうにかこうにか8時くらいに終わらせて、後片付けを終えて
私は更衣室に向かいました、更衣室は事務所の前を通るのですが、あらら 、親方は
すでにシャワーを浴びてビールを飲んでますよ(25年前なので許してください)それ
くらい安心して私に仕事を任せてくれているのだなと思いながら、それを横目にしながら
更衣室に入りました。
襲われました
工場の更衣室のレイアウトといいますと、ドアを入ってすぐの所に、高さが160㎝程の下駄箱があります。
そして、なかは20畳くらいにロッカーがならんでます、私のロッカーは下駄箱のすぐ後ろ側にあります。
なので、私が洋服を脱いでも表からは見えないようなかたちになってます。
私が、着替えはじめてパンツ一丁になったその時!
急にドアが、 バタン と、開きました!
「ワニオー、ちゅーさせてくれよー」
酔っ払いでーす!!!!!
えー--!!! えー---!!! えー---!!!
怖い! 怖い! 怖い!
助けて!
助けてー、て言っても誰もいないし、
とりあえず「勘弁してくださいよー」連呼です、私の青ざめて泣きそうな顔を見て、
(えへへ!そっか!そっか!)とだけ言い残して事務所に戻って行きました。
そして、私は逃げるようにスクーターを飛ばして家に帰りました。
酔っ払いは大嫌いです。 しょっぱい夜の出来事でした。
次の日は、何もなかったかのように、いつもの親方でありました。
なんだったの!
![](https://www18.a8.net/0.gif?a8mat=3NF1TO+DBVECY+2HEW+5MILF5)
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コメント
コメント一覧 (2件)
完全にセクハラですね。側から見ると微笑ましい(?)かもしれませんが、貞操の危機でしたね!酔っ払いいろんなタイプいらっしゃいますが、ミッキバリアはお好み焼きを作る極めて悪いやつです。
ミッキバリアさんコメントありがとうございます。お好み焼き!素晴らしい酔っ払いですね。