小学6年生【先に好きになったのは誰?】おませな女子、おバカな男子 <第4話>

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小学6年生
(11~12歳)
男子

行動に
もない
思ったことを思ったようにする
純粋に

大人になると純粋には動けない
周りの目やモラルに
縛られてしまう

大人になりたくはない

子供でいたかった


今回は、思い出日記の中の思い出話です

\小学6年生シリーズ第1話はこちら/

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目次

いつから好きなの?

バレンタインの出来事が解決して、ホッとしたが、私は気になっていた!

  • いつから俺のことが好きなのか
  • どうして好きになったのか
  • 俺のなにがいいのか

きっと、カッコイイとか性格が好きとか優しいからとか言うんだろう。


褒めてくれるのを期待していたのに。

返ってきた答えにビックリ
こちらをクリックしてください!

ワニオが私のこと、先に好きになったんでしょ!!
あの手紙嬉しかったんだから!!










あれ!


ゆう子・・・顔は可愛いくはない、身体は小学生離れした素晴らしいスタイル。





ごっくんボディーは大好きだけど、ゆう子のことは普通。


好きといった記憶はございません。


手紙なども渡した記憶もございません。
(どっかの政治家のように)


も~いじわる~!忘れたの~ハンカチと
一緒にくれたじゃん!
私、大事にしまってあるよ。




ハンカチ?・・・



あーーーー!



思い出した!!あれだ!


殴り合いのケンカ

カンガルーボクシング

そうだ、あれは4月の事。


クラス編成が新しくなり、このクラスは学年のやんちゃ坊主が集まってしまった。


そして女子もおませが集まる。


初めて同じクラスになる中谷(なかや)

中谷…学校で1番ケンカが強いと評判で、顔もカッコイイしサッカーもうまい。女子にモテる
(女子にモテるところがムカつく)


私は初めから気にいらない、

「なにがケンカ強いだ、俺の方が強いに決まっている。」

(ヒガミです、だっておバカな男子だから)






それは、朝の会が始まる前のこと、やじさんはまだ来てはいなかった。



理由なんてなんでもいい。


私が、ベランダ側の棚と机の間に立っていたら、


中谷

じゃまだよ!どけよ!


待ってましたとばかりに

ワニオ怒り

うるせーよ

中谷

あん!なんだテメーやんのかー!



胸ぐらのつかみ合いになる


ワニオ怒り

ムカつくんだよ!テメー!

中谷

うるせーよ!コノヤロー!




先に殴ったのは中谷だ!

私は、お母さんにケンカはしてはいけない、しかし、やられたらやり返せと教えられている。
それまでもケンカはしていたが、私から殴ったことはない。




殴られてよしと思い、おもいっきり右手の拳を振り回した!


左眼の上に当たる。


今でも忘れない、ものすごい感触!


ドラゴンクエストで言ったら会心の一撃!


ファイナルファンタジーで言ったらクリティカルヒット!


不思議な感覚、殴ると拳も痛いはずなのに痛くはない、当たっているのになんの抵抗もない、しかし、相手はぶっ飛んでいる。


中谷も負けない、すぐさま立ち上がり胸ぐらを掴み殴り返してくる!


この歳のケンカは負けん気勝負みたいなもので、気持ちがあれば終わらない。


私は、感触に浸っているうちにかなり殴られて、唇が切れて血が出てきてしまう。


と、その時中谷の殴る動きが鈍くなったように感じた。


中谷の顔を見ると、さっき私のパンチが当たった左眼の上が、真っ青になってお岩さんのようにどんどん腫れあがってきた。


この時

私は、怖くなってしまう、もし、このまま目が見えなくなってしまったら。
中谷の視力を、私が奪ってしまったら。
人の人生を私の暴力で変えてしまったら。
たとえようのない恐怖感に襲われて、心がギュッとつねられたような痛みがはしる。

もう暴力は絶対にふるわないと決めた瞬間だった。



そのまま中谷に殴られた、けっこう殴られた。


殴られながら、謝った。


中谷が殴るのをやめるまで、謝った。


こちらに戦意がないことをわかると中谷も殴るのをやめる。


その間も、私の唇からは大量に血が流れている。


クラス中が、シーンと私たちに注目していた。


知らない間にやじさんも教室のドアのところに立って、こちらを厳しい表情で見ている。


やじさんは、ケンカを止めない、野郎のケンカは気が済むまでやれという考え。


やじさんが、「終わったのか?終わったなら2人とも保健室に行ってこい」とだけ言って朝の会を始めた。


私も中谷も「大丈夫です」と言ったが。


中谷の目の上はさっきよりも青く腫れあがって、左目は見えていない様子。


私は、唇がパックリ切れて血が止まらない。


ふたりとも大丈夫・・・ではない!


しかし、保健室に行ったらダサイ!保健室に行った方が負けだ。


後に、中谷とは仲良しになる。
これもおバカな男子の特徴、ケンカをした後大親友。
おバカな男子5人組の1人です。





女の子がタオルを濡らして冷やしたほうがいいよと、中谷に持ってくる。


男のケンカの後、やたらと優しく接してくれる女子がいる、これが母性本能というものでしょうか?


そして、通路を挟んだとなりの席のゆう子が、私に「大丈夫?」

と言いながら可愛いピンク色のハンドタオルで、唇の出血を抑えてくれた。

(おバカな男子、ハンカチもティッシュも持っていない)


この時はまだ、ゆう子のごっくんボディは知らなかったが、


キュンキュン キュンキュン キューンと私の心から音が鳴ってた。


どうにかゆう子のハンドタオルで血は止まったが、可愛いピンク色が血の色に染まってしまう。


私は、「ごめん、洗ってかえすから」と下を向いて言った。



西友のサンリオショップ

家に帰り、お母さんに気づかれないように粉洗剤で洗ってみた、


まったく落ちない、私は考える!


「そうだ!トイレのサンポールだ!これならなんでも真っ白になるから!ナイスアイディア!」


そうです!ナイスではありません!おバカな男子です。

サンポールは酸性のため危険性が高く取り扱い注意!




血の染みどころではなく、きれいなピンク色も落ちてしまい、可愛いハンドタオルは雑巾となりました。


仕方がない、新しいものを買って返すしかない、しかし、女の子が行くお店もわからない。


「そうだ!長谷川さんのところだ!」


長谷川さんとは

5歳年上兄の同級生のお母さん。
何年か前に引っ越してきて兄が息子と仲良しになる。
詳しくはわからないが、長谷川君がいじめられているところを、うちのお母さんと兄が助けたようだ、長谷川さん親子そろって、ワニオ家を崇拝するように慕っていた。
「ワニちゃん、ワニちゃん」とおばさんは可愛がってくれる。

駅前の西友(当時は地元に一軒の3階建て大型スーパー、屋上にゲーセンあり)
長谷川さんは、そこの2階にあるサンリオの雑貨店でパートをしている。


おばさんはよく、家に遊びに来ていて、必ずおみやげを持ってくる、子供ながらに相当お母さんに感謝していることがわかる。


長谷川さんのサンリオショップに行こうと決めて、お金を貯めた。


1日100円×7=700-180=520円(180円週刊少年ジャンプ代)


520円を持って長谷川さんがいる西友に向かう。家から10分ほどのところ。


レジに立っている長谷川さんは私を見つけると、ものすごいテンションで迎えてくれた。


「ワニちゃーん、どうしたのー!おばちゃん来てくれて嬉しいわー!」


私は、長谷川さんのテンションに引きながらも、


「クラスの女の子のハンドタオルを汚してしまって、新しいものを買って返そうと思っているんだけど。500円しか持っていないけど買える?」




「そうなのー、女の子ねー、素敵じゃないのー!お金はいいわよ、おばちゃんに任せて、今ね、人気で手に入らない可愛いのがあるのよ!お手紙もつけた方がいいわね!」






これだー!!
(長らくお待たせしました)


ゆう子が、勘違いした手紙ってこれのことだ


確か、ハンドタオルはピンク色のモフモフの可愛いものだった、そして、おばさんが!


「これも入れておくわね、女の子はね、こういうのに弱いんだから」


ものすごくゴージャスなメッセージカードのようなものだったが、お店では恥ずかしくて私は、「はい」とだけ言った覚えがある。


おばさんは、お店でできる限りのゴージャスな梱包で作ってくれた。

紙袋もめちゃめちゃ可愛い!


最後におばさんは

こんな感じ?

「これで間違いないわよ」



と言っていた。




私は、メッセージカードの中身は見ていない。


ゆう子には中身を知らないとも言えずに・・・


おばさんが書いたラブレターです・・・とは言えない




憶えているのは、ハガキ位の大きさで、硬い画用紙のようで、ツヤツヤして、真ん中に大きいサイズのハートと、その両脇には弓矢を持った子供エンジェルが浮き出ているカード。


中の文は謎です。


読者の皆様、申し訳ございません。


文は謎ですが、私が好意的なことを伝えるカードだったようです。


おばさん!
見事な勘違い!
好きになった女の子を落とすための
プレゼントではないよ!

バレンタインデーはお母さんが
余計なこと
今回はおばさんが
余計なこと
そもそも血を拭くのにハンドタオルを渡したゆう子も余計なこと
(でもないかな)

女性たちに振り回される

ワニオでした。





ゆう子が次に話したのは
私との夏休みエピソード

つづく


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